《6,7,8,9月組誕生日座談会》





9月某日

メンバー
将臣,イサト,イノリ,赤也,甲斐,「ちょっと待て!この扱いは何だ!」
「そうッスよ、有り得ないですから!」
「やいやい五月蝿いさぁ…」
「お前はやけに落ち着いてんな。」
「8月生まれの宿命だからなー。」
「おっ、お前も8月なのか。」
「8月末さー」
「へぇ、そうなのか。」
「8月生まれの宿命って何なんスか?」
「あー、一緒にされること。」
「幼稚園とかよー、7,8月生まれか8,9月生まれの誕生日会だっただろ?」
「なるほど…オマケなんですね。」
「何か良く判んねえけど、オマケって言うな!」
「あー、イサトとイノリは判んないのか。」

「それより、何を語るのか知ってるか?」
「…お前、意外と自由人だな。」
「良く言われる。」
「判んねぇけど、この指令書ってヤツじゃねぇの?」
「多分それでしょうね。何と書いてあるんですか?」
「俺が読む!えぇと…、『何か夏らしいことはしましたか?』だって。」
「端から誕生日無視だな。」
「もうネタ切れなんですよ、どうせ。」
「夏か…海に行ったくらいじゃねぇか?」
「俺は練習と大会ッス。来る日も来る日も真田副部長にしごかれ…」
「そんなん、うちも一緒やっし。」
「僕は暑いから基本的に住処に居ましたよ。」
「「「「「あー…」」」」」
「な、何ですかその目は!」
「(引きこもりか…)」
「(友達居なさそうですもんね…)」
「(まぁ、仕方ねぇよな…)」
「聞こえてますからね!」
「勿体ねぇなぁー、折角なんだから河原で水かけとかやりゃぁいいじゃん。」
「「「そりゃお前だけだよ。」」」
「何だよ、ガキ扱いすんな!!」
「まぁイノリに同感だな。引きこもってちゃしおれちまうぜ?」
「インドア派なのは判るけど、もうちょっと頑張っても良いんじゃねぇの?」
「ま、頑張れ。」
「ドンマイ。」




「クフ…クフフフフ…」
「ん、何だ?」
「壊れたのか?」
「―よくも好き放題言ってくれましたね…僕の力を見るが良い!」




ピカーッ!!




「眩しい!!」
「何が起きてんだよ!?」




ザザーン…ザザーン…




「うお!パイナップルだらけの常夏の浜辺になった!」
「クフフ…僕の幻術の力を思い知りましたか?」
「おう!」
「すげぇな骸!」
「…当然です。(そうまでストレートに反応されると困りますね…)」
「よぉし、遊ぶぞー」
「ビーチバレーしようぜ!」
「果物割りでも良いんじゃないか?」
「俺は潜りてぇ…」
「あー、じゃあ自由行動ってことで。」







1時間後…


「つめてっ!!本物みたいだな!」
「イノリ、髪ぺたんこだぜ。」
「うるせぇっ、お前だって海藻みてぇだぞ!」
「何だと!!」



2時間後…


「うぉりゃぁくらえ!!」
「なんの!レシーブ!」
「決めろイサト!」
「どりゃぁぁっ!」



3時間後…


「海の底、すげぇキレイだったぜ?」
「かき氷うめぇー」
「次、何するよ?」
「そーだな…」






「気が…乱れている。」
「「「「ん?」」」」
「祓うか、先代。」
「無論。」




バシュッ




「あ。戻った。」
「海が!?」
「かき氷が!?」
「僕の幻術を破るなんて…」
「やっぱ泰継と泰明にはかなわねえってことだな!」
「っ…!」
「まーまー、あんまし期待して無いから落ち込むなよ。」
「甲斐さん…肩に手を置いて慰めても、言葉は辛辣ッスね…」
「遅くなった。座談会、とやらはどうなった?」
「「「「「あ。」」」」」



「赤也ァァァァア!!」
「ひぃ!真田副部長!?」
「やーは5月生まれじゃなかったか?」
「あまりにも遅いから迎えに来たんですよ、甲斐君。」
「そういう事だ、兄さん。」
「永四郎?!」
「譲!」
「全く…5月座談会の穴埋めだと言われても嬉しく無いね。」
「翡翠か。」
「ほら、行くぞイノリ、泰明!」
「あ、出オチ。」
「出オチ言うな!!」
「弦一郎、怒るなら帰ってからにしろ。」
「柳先輩!助かった!」
「もう人が多すぎてグダグダだな…収集つかねぇよ。」
「どうすんだ、コレ。」
「あい?んじゃー終わりってことで。しゅうりょー。」
「「「「「軽ッ…!」」」」」












HappyBirthday!
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   July    31 Isato
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