「ただいま。」


応接室のドアが開く。
大好きなあなたが帰ってくる。


「お帰り雲雀。」

「何?やけに嬉しそうだね。」


「うん。今私、雲雀色に染まってるんだ。」


手をかざす。


「夕暮って、雀色時って言うんだって。」


暖かなオレンジ色に染まってる。

手も、頬も、服も、足も、靴下も、全部。


「キレイだね。」

「…一文字しかあってないよ。」


呆れるあなたも同じ色。









そして、私は今よりもっと雲雀色に染まる。







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06/11/11


復活部屋へ



ほんとは拍手にしようと思ってたんだけど、辞書シリーズだからまぁいいか、な第2弾。
短くてすみません。

予定よりもこっちが先に出来てしまってびっくりしました。
電子辞書が新しくなったことにより、更にネタが増えそうです(笑