ストーブの暖かさに、ぼんやりとしてしまうのは誰しもであろう。 だから、フッと気を抜いてしまった。 そして手はストーブへ… 「あつっ!」 「?」 キョトンと、ツナ君がこちらを見る。 「あ、いや…何でも無…」 参ったなめんどくさい。 見たら既に赤みを帯始めていたので、とりあえず水道に向かおうと思った。 あぁでも寒いな。面倒だな。 ザバー 不意に手に、冷たいものがかかった。 目の前には血相変えた山本が居て、床にはさきほどまで山本が口をつけていたはずのペットボトルのお茶が、水たまりを作っていた。 「やっぱ足りねーな、行くぞ!」 やけどしてない方の手を引っ張った。 しまった、見られていたのか。 ―しかしこの状況はカナリ恥ずかしい… 「山本!いらんって!自分で行ける。」 「ていうか走れ!」 いつものニコニコ笑う彼はどこへやら、あまりの強引さにかなり驚いた。 水道から勢い良く水が流れる。 手を突っ込むのやだなぁなんて泣き言言う暇も無く、彼の手に促されて水をかぶる。 うぁ、痛い… 「不注意すぎ」 ムッとした顔、可愛いなぁ… とか考えてる場合じゃない。 「むん。」 「キレーな手なのに、アト残ったらヤだろ?」 ポロッと零れた言葉。 キレーな手、って言葉に激しく動揺。 「え、あー…嫁のもらい手ないからいいよ。」 どぎまぎして訳判んない事口走ってしまった。 「それは俺がもらうし気にしないけど、治すにこしたことねーって」 「プロポーズですか」 あまりにもあっさり吐かれた言葉の意味を、思わず尋ねてしまった私に、山本はシレッと笑った。 「まぁ本気だからがそう取ってくれるんなら、それでも。」 その笑顔と言葉のせいで、顔がヤケドより赤くなっちゃったから、照れ隠しに 軽いよ って呟いた。
07/03/27 戻 久山ー早く10年後に出ておいで〜 出てこないとさぁ、愛が足りなくなるんだってばー いや、愛はガンガンにありますけどね。(いらない むしろ今日複製原画見ただけで1週間はいけるなぁと思いましたが。 そうだよね、君野球少年だよね…。 受験前の方が上手く書けてた気が…おーんorz