「いっちゃんかわいいーーー!!」

「や、やめるのね!人前で抱きついちゃダメ!!」

「何で?良くない?」

「ダメったらダメ!」



逆転カップルってのはあぁいうのを言うんだなって思う。




見た目はフツーの恋人な2人だけど、おっとりしてるいっちゃんと押せ押せタイプな。


「いっちゃん、大好きだよ。」


甘い言葉を囁き続けると、


「!」


顔を赤くして固まるいっちゃん。



そして、ああまたやってらー、くらいにしか思わない俺たち。




それくらいこのやりとりは日常茶飯事で、





だけど本当は。





「もー!俺よりの方が絶対可愛いのね!」

「いいいいいいっちゃん!何言ってるの!?」


可愛いと連呼するに、ぷんすか怒りながら叫んだ言葉は、誰よりも男前で。

途端に頬を紅潮させてどもる。

どうやら一矢報いたみてぇだ。




「何だかんだ言って六角の中で一番男前だよな、いっちゃんって。」

「だな。」


サエと苦笑いしながら、しどろもどろしている2人を見守る。







まぁ結局、2人が幸せなら何でも良いなって、密かに思った。







2人の本当















090220




やっと書けたーーーーーーー!!!!
頑張った!おめでとう私!笑
この話が書けないばかりに、このシリーズは2年も表に出せずにいたので す orz
いっちゃんは可愛いひとになってしまいました。
某ミュのせいです。(伏せてない