「え、や、あの…」


部活帰り、みんなと別れた後、


同じクラスのが居た。


しかも、何か良く判んねえやつに絡まれてるっぽくて、はイヤそうで。





気付いたら走り出してた。





全てが衝動



、待ったか?」

なんて、待ち合わせ装ったりして。

「、やまもとくん!」
「すんません、映画間に合わないんで…いっすか?」

時計見て、後ろからを引き寄せながら、少し困った顔してみせた。

「あ、あぁゴメンね。それじゃ、気が向いたら来てよ。ハイ。」

怪しげな兄さんは、小さい紙をに差し出し、はそれを受け取ると、

「…ども。」

とだけ小さく呟いた。






「カットモデル?」

何とかあの変なヤツから離れて、一息ついたらがぽつりと言った。

「そう。良く捕まっちゃうんだよねー…」

うーんって、貰った名刺(だったらしい)を見ながら唸り声。

「―そっか。」
「うん、だから今日も困ってたんだ。

ありがとう。」

ふわっと笑った。
何かドギマギした。

「どーいたしまして。」

平静を装いながら、何とか言う。

「にしても、あの人しつこかったなぁ…」

ふぅって息をついて、5分位話してたんだよ、なんて。






でも、そうしたいのも判る。

「キレーだもんな。髪。」

が動く度に、サラサラしてるのが良く判って、

「わ、ありがと…。」
「実験台にされんの、もったいねーよ。」

すげーあまい匂いがして。

「そのまんまでカワイーんだし。」


触ってみたいと思うより先に髪を持ち上げて、毛先に口付けた。









「えっと…やま、もとくん…」

ふと見ると、の顔が赤い。

「ッ、ワリィ!
あ、えっと、じゃあな、!」
「え、あ、じゃあね!?」




何やってんだ、俺。


顔中熱い。



口元押さえて、自分のしでかしたトンデモナイ事に更に顔を赤くして、


とにかく思いっきり走りまくった。





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06/11/04


戻る。




後始末。

えぇと、なんというか。
髪にキスしてる武君が書きたかったわけです。
無自覚無意識に。

最近雲雀さんと武君がいい感じに頭ン中で競り合ってます。
夢のネタが同じ位出てきてます。
うわっほい!!

とりあえずケータイの送信ボックスがやっばいので、さくさく更新したいね☆(ね?!