「ノリ悪ぃなぁ…」

ぁー、でもも嫌がるタイプだもんな。

ツナはまた頬に手を当てて、少し顔を赤くしてる。
おいおい、いいのか片思いなのに。


でもいいよなぁ、俺無性にに会いたくなってきた。
最近キスはおろか姿を見てすらいない。


でもは絶対俺の姿を見たらすごく心配するから、会いには行けない。

きっと会ったら、まず呆然として、しばらくしてハッとして、“バカっ”って怒鳴りつけて、こっち見つめて、そんで後ろ向いて泣いちまうんだ。
こっち向けよって言っても“やだ”とか“うっさい”とか言ってつっぱねて。

そんなを俺は後ろから抱きしめて、“ごめんな、”って言う。

そしたらがぎゅうって抱きついてきて、俺は傷が少し痛んだけど、が愛しくてもっときつく抱きしめるんだ。

そんでに沢山キスしてやって、も少し照れながら頬にキスをくれる。

ずっとずっと抱きしめあって、は泣き疲れて眠っちゃって。
俺も眠くなったから、おでこにキスをして、を抱きしめて眠りにつくんだ。


―みたいな展開が予想されるんだけど。



抱き心地良いんだよな、

小さくて、柔らかくて、すげーいい匂い。

でも抱きしめると恥ずかしいって言って、上目で見てきて…

アレはマジヤバい。
俺毎回理性が飛びそうになるんだぜ?


あー…ー、会いてぇよ…


「ちょ山本!危ないから!!」
「んー?」




なぁ、。
もうちょっと、待っててくれな。







070929 こんなに名前連呼してる話初めて書いたかも…(おい これ本誌で読んだ後すぐに思いついたんだけど、コミックス出てからにしようと思って放置してたら…あれ? みたいな。今何巻? ツンデレ彼女にデレデレな武君もありかなぁとか。